部屋と沈黙

本と生活の記録

これから毎週金曜日は、

これから毎週金曜日は、図書館へ寄って帰ることにした。

ものごころつく前から本が好きなのに、最近はほとんど読んでいない。だから「本を読むこと」を習慣にするんじゃなくて「図書館へ行くこと」を習慣にしようと思う。どんなにおもしろそうな本があっても、1回につき1冊しか借りちゃいけない。貸出延長もしない。期限内に読みきれなければ、一旦あきらめて返却する。そうしようと決めた。

いよいよ30代最後の年、人生の折り返し地点に立つ。あとどれくらいの本が読めるのかと考えて、数えられそうなことにぞっとした。そんなに時間はない。なんなら積みゲーもあるし、観たい映画も、ドラマもある。目をあけていられる時間なんて、それらに比べたら一瞬に等しい。ついでにその時間を書きたいし、たっぷり眠りたい。

だから気負わない習慣にしよう。幸い、私は「本を読むこと」そのものには努力を必要としないため、「好き」に「行動」をくっつけて生活に落とし込めばうまくいくはずだ。これからはそういう「努力を必要としない好きなこと」をやっていけば良いような気がする。私の苦手なことは誰かの得意なことで、だったらその人に任せよう。

習慣といえば「ラジオ体操カード」だ。小学生のころの夏休み、早朝の公園に集まって体操をすれば、カードにスタンプを押してもらえた。ラジオ体操はそんなに好きじゃないし、早起きも苦手だったけれど*1、ラジオ体操カードは好きだった。紙が好き、スタンプが好き、少しずつポイントがたまっていく感じが好き。

そんな「ラジオ体操カード」を読書にも応用しよう。本を読み終わったらカレンダーページにタイトルを書き、シールをはる。つまり、好きなこと(読書)をしたら、好きなこと(ラジオ体操カード)ができる、一粒で二度おいしい状態だ。

使ったのは「なんか可愛いな〜」と思って買っておいたダイソーのミニプランナー。表紙のデザインが野暮ったいので、カットした紙にマスキングテープを貼り、好みの表紙を作る。


良いね〜!手前が読書用、奥が刺繍用だ。刺繍用のほうには、英字シールでタイトルも入れてみた。

ただ、ノートの紙質がそんなに良くないから、万年筆のインクや水性マーカーでは裏抜けする。日付を押したスタンプパッドは油性顔料系インクのいろもよう〈銀鼠色〉で、これは色が透けている感じだね。小さなスタンプをぽんと押す程度では裏抜けしないけれど、大きな印面をぎゅっと押すと、ちょっと抜けるかもなぁ。。

なお、マスキングテープの上に書けば裏抜けの心配はない。シールもペンも好きで集めているから、使えるのが嬉しい。

図書館セットの完成!A6サイズのファスナーケースに、利用者カードや可愛いミッフィーのしおりも入れた。

なんとなくいつも、努力を必要とすることに気を取られ、疲れ果てている。たとえば仕事とか、家事もそう。割を食うのは大抵、努力のいらない好きなことだ。なんだかさみしいよ。私の生活なのに。

だから「最近、好きなことができていないな〜」という人のなかで、子どものころにラジオ体操カードが好きだった人には、この方法をおすすめする。技術を習得したい場合にも使えそうだし。私、刺繍に関してはまったくの素人なんだけど、刺繍の表現が好きで、綺麗な色の糸が好きで、この技術を習得したい。それで、自分のお洋服とか、持ちものとか、シルバニアファミリーのちっちゃい子たちにも応用するの。そう考えると、自分のこれからが楽しみになるよ。

*1:とにかくめちゃくちゃよく寝る子どもだった。

手作りペンキットの綿芯をデコって、オリジナルのカラーペンを作ろう!

ダイソーで手作りペンキットを見つけた。

太字1本、細字1本のセットと、極細2本のセットで、どちらも100円。好きなインクを入れて、オリジナルのカラーペンを作ることができる。別売りのインク調合セットを使えば、自分の好きな色のインクも作れるんだけど、今回は手持ちの万年筆インクを入れてみた。

綿芯にインクを吸わせ、ペン先付きのボディにセットし、尾栓をすれば完成。綿芯はストローのようなプラスチックの筒に入っている。インクの色が見えるように、筒もボディも透明だ。

……てことは、これってもしかして、綿芯をデコったら可愛いんじゃね!?

というのも、私が持っているインクは、綿芯に吸わせるとほぼ黒っぽい見た目になりそうな色ばっかりなのよ。せっかく透明なのに、つまんないじゃんね。さっそくやってみよう。

まずは、マスキングテープを使って綿芯の円周を調べる。

先ほどのマスキングテープを参考に、綿芯を覆うくらいの幅のテープを用意する。もちろん、必ずしも覆う必要はなく、綿芯を背景色に、シールを貼っても可愛いと思う。たとえば、文字シールを使って自分の名前を入れるとか。構造上、綿芯がボディに守られるから、シールが傷んだり、剥がれたりする心配もない。

今回は、15ミリ幅のマスキングテープを貼り合わせて、インクの名前を手書きした。クッキングペーパーの上で作業すると、後で剥がしやすい。

綿芯に貼ったところ。インクを吸い上げるときのために、左端にはシールを貼っていない。

あとは、インクを吸い上げて尾栓をし、完成!太字にカラーバーインクのブラック・ルシアン、細字にゆらめくインクの極夜を入れた。幅の広いマスキングテープなら、綿芯にくるっと一巻きするだけでいい。

注意点としては、ペン先付近にスジ状の突起があるから、厚みのあるシールだと破れたり剥がれたりするかも。

万年筆で書くよりも薄めの色が出る感じかな。別売りのインク調合セットで調色して、綿芯もデコったら、きっとすごく楽しいよ。私もインクを作ってみたい!……んだけど、既に万年筆用のインクを3色も持っているからなぁ。。


おまけ

インク瓶の底にマスキングテープを貼って、開封した日をメモ。大切に使い切りたい。

私のペンケースの中身

1.ateliers PENELOPE(アトリエ ペネロープ)のペンケース
色褪せ以外はとくに問題なく、もう10年以上使っている。帆布製であることに加えて、縫製がきれいなのも丈夫な理由のひとつだろう。サイズ感は、17センチの定規がぎりぎり入るくらい。おろしたての鉛筆(キャップ付き)は無理だった。公式サイトによると、ライトグリーンは廃盤なのかな?手頃な価格なのもうれしい。

2.コクヨの鉛筆シャープ0.5と2B芯(Pentel Ain)
かねてから愛用しているコクヨの鉛筆シャープ。持ち歩き用に0.5を買い足した。鉛筆に劣るのは、削ったときに木の良い香りがしないことくらいで、それ以外のすべてを持ち合わせていると言っても過言ではない。とりわけ、指があたる部分に段差がないのが良い。

芯は2B。柔らかい書き心地と消しやすさから、B芯以上を選ぶようにしている。日本製であればメーカーにはとくにこだわりがなく、100円ショップでテキトーに買ったもの。ケースのフタの部分の黄色と、鉛筆シャープのノック部分の黄色がお揃いで気に入っている。ラベルのデザインは好みじゃないので剥がしてしまった。

3.ゼブラのbLen(ブレン)
油性ボールペン枠。ペン芯がブレずに書けるのはもちろん、インクが黒すぎないのも良い。油性ボールペン界隈でいちばん人気らしい三菱鉛筆ジェットストリームは、確かにすごく書きやすくて感動するんだけど、いかんせんインクが黒いのよ。黒々してるの。私は黒インクがそんなに好きじゃないから。。

4.万年筆3本(インク3色)
今はカヴェコ、セーラー、無印良品(プラチナ)の万年筆を入れている。パイロットとラミーは待機中で、それぞれインクがなくなったときにローテーションするつもり。ただ、カヴェコと無印良品(プラチナ)は固定になりそうな気がするな。

ペンケースにぽいぽい入れられるタイプの万年筆が好きなので、今のところ高級筆記具としての万年筆には興味がない。気になっているのは中国のメーカーJINHAO(ジンハオ)のサメ万年筆。

5.ゼブラのマッキーケア超極細
油性ペン枠。油性ボールペンや油性ペンは、他に代えがきかないよね。持っていないとどうしようもない。マスキングテープにも書ける。

6.トンボ鉛筆のMONOライト消しゴム
日本が誇る最強消しゴムMONO。その消えっぷりから「アメリカではヒーローだった」と、私の好きなユーチューバーが言っていた。

7.KUMの定規(17センチ)

KUMはドイツのメーカー。裏面に段差があることで、机から持ち上げやすくなっている。プロダクトデザインとして秀逸。100円ショップのセリアで購入した。

8.オルファのカッター
建築模型を作っていた大学生のころから、かれこれ20年近く愛用している。オルファは「折る刃」、とにかく折りまくってほしい。切れ味が全然違うので。

9.ハサミ
100円ショップで買った小さなハサミ。これもとにかく代えがきかない。持っていないとどうしようもない。

10.マスキングテープ
何かと何かをくっつけたいと思ったときに。これもまた代えがきかない。

11.月光荘の右手クリップ、その他ゼムクリップ
かたちが好きだから入っている、ほぼ賑やかしのためのクリップ。かわいい。そのほか、ペンケースのタグにゼムクリップをストックしている。

12.鈴付きの安全ピン
しゃらしゃらする音が好きだから入っている、まごうことなき賑やかしのためのピン。なくても困らない。でも、ペンケースを持ったときや、ペンを取り出すときに、しゃらしゃら良い音がする。うれしい。

13.チャーム

好みのビーズを、カニカンやニットピンで繋いだだけ。こういう小さいチャームって、あんまり売ってないよね。おそらく利幅も小さいからだろう。私はこれくらいシンプルなものが好き。


おわりに
「ペンケース」と「中身」でググると、学生向けのページが多い。これはおそらく、会社には備品としての文房具がひと通り揃っているからだろう。働き始めれば、わざわざ持って行かずとも事足りる。

私の職場にも文房具の備品があるので、最悪、手ぶらで行っても構わない。でも、毎日このペンケース一式をカバンに入れて行く。わざわざ持ち歩くくらいには気に入って使っているものたちだ。きっと、あらゆる「わざわざ」のなかに、その人の好みやこだわりがあるんだろう。