部屋と沈黙

本と生活の記録

土曜日 晴れ

同窓会に参加してから頻繁に連絡を寄こしてくる同級生の誘いを断る。どうでもいい人からのどうでもいいメールほどどうでもいいことはない。誰にでも優しくするのはもういいや。

彼ならば、どうでもいいことがすごく楽しい。別れの言葉もないまま音信不通になって、一年ぶりにようやく連絡をくれた。ぎこちない挨拶と文章が少しずつ崩れて、最近読んだ本のことや、気に入っているお酒のことを教えてくれる。私はその二、三行を心待ちにしている。毎日まいにち。まだ付き合っているのかを聞けないまま。



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