部屋と沈黙

本と生活の記録

陶器市と猫

寄り道したイオンで陶器市が開催されており、予定外の出費。木製の汁椀と益子焼のカップ&ソーサー、信楽焼のプレートを色違いで2枚購入した。とはいえ、ほとんどが2割引から半額の品だから、全部で4000円いかないくらい。満足して帰る。

録画していたNHK Eテレの「ネコメンタリー」を観る。高層(高級)マンションに、猫の金ちゃん、銀ちゃんと暮らす作家、吉田修一49歳、独身。イームズのラウンジチェア、フランク・ロイド・ライトのテーブルランプ“タリアセン1”が配された3LDKくらいの部屋に書斎は見あたらず、ダイニングテーブルやソファに腰掛け、原稿に手を入れていく。傍らには猫2匹。
格好良すぎて目眩がする。仕事(創作)で成功し、お金があって、それをきちんと使い、そこはかとない色気を漂わせ、容姿も申し分ない。まじですんごい様になってる。
うちなんか概ねニトリダイソーだぜ〜と思いながら、いくら安物でも「とりあえず」の間に合わせで買うことはないし、物に対するこだわりは強い方なので、吉田修一宅の行き届いたインテリアに居心地の良さを感じた。今よりももっとお金がなかった学生の頃は「とりあえず」で間に合わせた物が部屋にたくさんあったから、なんというか、いつも気持ちが散らかっていたように思う。

ネコメンタリー 猫も、杓子も。吉田修一編は10月8日(日)18:30から再放送される。気になる方はぜひ。