部屋と沈黙

本と生活の記録

私たちは自由よ

フェス後の休養のために有給を取ったのに、肝心のフェスが台風で中止。ただの三連休になってしまった。発表を受け、返金のためだけにチケットを発券しに行く虚しさといったらない。せっかくだから返金手続きの流れでもまとめようかしら。けっ。
とはいえ、秋にはthe band apart主催の野外音楽フェスがあるみたいだし、zazen boysは新体制になってライブが増えているようだし、浮いたお金で遠くへ行ってみようかな。

玄関に入れておいた植木鉢をベランダへ戻す。炎天下の水不足で一時まるはげ状態になっていたオリーブが、いっせいに若葉を芽吹かせている。かわいそうなことをしたと思いつつ、そのたくましさに感心する。

数年前に公務員を辞めて民間へ転職した人が、自分のお店を開いていたことを知った。なんだかんだ言われながらも未だに安定している公務員の職を捨てたことにも驚いたのに、独立まで果たすとは。すごい。
やりたいと思うことと、それを実行に移すことと、そのあいだには「現実」という高い壁があるように思えるけれど、あれこれ理由をつけて壁を築いているのは自分自身なのかもしれない。リスクを避けるために必要だとしても、壁を築くことだけに時間を費やすべきじゃないんだ。たぶん、私たちは自分で思っている以上に自由よ。