香月泰男の海
『香月泰男画文集 〈私の〉地球』から、海や水辺を連想させる作品を選んでみた。香月の代名詞といえばシベリア・シリーズだけど、個人的には、こういう1940〜50年代に描かれた作品が気になっている。
この夏、山口県立美術館ではシベリア・シリーズ全57点が一挙公開される。
三好銀の海
三好銀の海と町は、コンクリートの崖っぷちによって垂直に断ち切られる。異界としての海の異様さ。それ以上に異様な町、人。
市川春子の海
海と人、異界とのあわいをフェティッシュに描く市川春子。関係の交わりを表現するのが本当に上手い人だと思う。
直島の海
草間彌生のかぼちゃが鎮座する直島の砂浜で拾った貝殻、その他。2007年。チャック付きのビニール袋に入れてしまい込んでいたのを思い出した。
角島の海
山口県が誇る美しい海辺。その一方で、島の反対側の海岸沿いでは、大量の漂着ゴミが山をなしていた。2018年。角島のことを思うと、複雑な気持ちになる。
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今週のお題「海」