部屋と沈黙

本と生活の記録

週報 12/2〜12/8

12/2(月)
いい加減、旅行前に最適な汎用性のある持ちものリストを作らなければ。まともなリストさえあれば、どんなに疲れていようと半分寝ながら荷造りできる。
以前リスト化に挑戦したときは「これで本当に充分なんだろうか」という不安感から、末尾に「その他」と付け加え、すべておじゃんにしてしまった。「その他」ってなんだよ。
村上春樹が「完璧な文章などといったものは存在しない」と教えてくれたように、完璧な持ちものリストなど存在しない。「その他」という謎の幅を持たせて、ようやく完璧に近づく。


12/3(火)
世の中にはいろんな種類の「可愛さ」があり「ちぐはぐさ」もその一種であると、トレーラーを連結していない大型トラックの頭の部分が一台、寂しげに走り去っていくのを見て思った。例えば、小さな子どもが大人の言葉遣いを真似ている様子は可愛い。
可愛さを求める者は、この「ちぐはぐさ」を行動に取り入れてみてはどうだろう。ただし、要領を間違えればただの変人である。


12/4(水)
AGフェス2日通し券当選。来年の4月には東京へ行くことになった。
行くと決まれば、不安感よりも楽しみの方が大きい。約10年ぶりの東京。インターメディアテクにも行きたい。
ガイドブックを買うまでもなく、この田舎町にも東京の情報が溢れている。


12/5(木)
Hちゃんに誘われて、『ヒックとドラゴン 聖地への冒険』の試写会へ行く。『ヒックとドラゴン』、『ヒックとドラゴン2』に続く3作目らしく、予習もせず、期待もせず、いきなり本作から観たんだけど、これがまあ物凄く良い映画でびっくりしている!試写会前にアナウンスされた「壮大な引っ越しアドベンチャー」という言葉では足りん。これは、愛とアイデンティティの話だ。あと、犬的な可愛さ。
終演後、「まじで、まじでおもしろかった。愛の話だこれは」と絶賛するも、私の熱量に誰もついて来れず、吹替版の珍ネーム「吉田ウーロン太」で盛り上がるHちゃんと友人夫婦。とはいえ、誘ってもらえてよかったなあ!でないと、知らないまま死んでしまうところだった。前作を観てから、もう一度観に行きたい。感想もまとめようと思う。


12/6(金)
半休を取って福岡へ向かう。大阪ビッグキャット以降、#zazenboysのタイムラインには不穏な空気が漂っている。いずれにせよ、自分の目で見て、自分の耳で聴くべきだ。

夜は吐く息が白くなるほどの冷え込み。今まで漠然と抱いていたザゼンへの印象が変わった夜だった。良い夜だった。感想は後日。


12/7(土)
福岡。ここ最近、お金の使いすぎで懐が寂しい。目的もなく街をふらつく。

ただ、目的がないと、ついモノを買ってしまう。フライングタイガーで見つけたサメのもこもこスリッパが可愛くて仕方がない。こういうの大好きだ。能天気なカオしてる。


12/8(日)

ザゼンのフライヤーを冷蔵庫に貼る。冷蔵庫と言えど、ウチでは一等地。

……。地鳴りのように恐ろしくかっこいい。