部屋と沈黙

本と生活の記録

ほとんど月報/週報 2/10〜3/1

2/10(月)
第92回アカデミー賞が発表された。『ヒックとドラゴン 聖地への冒険』は受賞せず。私が常日頃からテキトー(いい加減)な発言をしているのがバレてしまった……。でも、本当に良い映画なんだよ!「愛することは時に困難を伴うが、それでも愛することには価値がある」ってことなんだよ!アイデンティティ・クライシスという観点から捉えてもおもしろいし、トゥースは犬みたいに可愛いし。


2/11(火)
祝日。映画『前田建設ファンタジー営業部』を観に行く。ヨーロッパ企画が関わっていたから期待してたんだけど、ちょっとバランスが悪かったかなぁ。俳優のリアクションにSEをかけまくった挙句、やりすぎてサムくなっちゃってたり、かと思えば、社会科見学用の教材DVDかと見紛うほどの単調なシーンが間延びしたり。いやー、コメディのバランスって難しい。笑えないことはないんだけど……。
とはいえ、「描かれない人々」、「“じゃない方”の人々」の映画だと思えばぐっとくる。私のような、取り立てて物語にならない人にも物語があると思い出させてくれる。

バレンタインのために材料の買い出し。バターもアーモンドパウダーも高いよ!安くて美味しいコンビニスイーツなんて、企業努力の賜物だよ、ほんと。


2/12(水)


2/13(木)
泳ぐ。


2/14(金)
本日はバレンタインデー。“手作り”のお菓子で愛情の重さをはかる向きもあろうが、お菓子を作る上で本当に必要なものは、「愛情」ではなく「科学の心」である。ひとつひとつの素材が持つ特性を理解し、その配合によって現れる様々な変化を観察、検討するーー。

「何がどう作用してそうなったのか」、「改善点はどこか」。論理的思考を鍛えるという観点からも、お菓子作りはビジネスに役立つ。自己啓発本を読むより、お菓子を作れ、若者よ。しかも、作ったあとは食べられるんだぜ(本は食べられない)!

今回参考にしたレシピは、ツイッターのタイムラインで見かけた栗原はるみのチョコブラウニー。ビギナーの鉄則は「とにかくレシピ通りに作る」ことなのだが、やや説明不足に思えるところもあったので、私が本で勉強したことや、失敗から学んだことを、“先輩ビギナー”目線で追記したいと思う。


……、A4二枚にわたるレポートになりそう。もうバレンタインも恋も関係なくなってしまった。あとちょっと、書き上げたらアップする。頭を使うことが好きな人は、お菓子作りもきっと好きだと思う。


2/15(土)
昨日作ったチョコブラウニーをカットし、ラッピングしてみる。資材は100円ショップで事前に購入していたのだが……

高さ的に、入る気がしない。

閉まらない。

可愛くない。

ワックスペーパーで包み、ようやくまともに。

ラップで包んだ上から、ペーパーナプキンで包むのもありかな。

残りはは冷凍。独り身の侘しさ。

楽しい。美味しい。我ながら上手く焼けたと思う。もう、恋をする準備はできている。


2/16(日)
実家に届いた荷物を受け取りに行く。ついでにブラウニーもおすそ分け。妹と甥っ子姪っ子らも遊びに来ている。

昨日の夜は空気が緩んで春の夜みたいだったのに、今夜はとても冷え込んでいる。


2/17(月)
カーテンを細く開け、雪が降っていないか何度も確認してしまう。今夜から明日にかけて、強い寒波が来るらしい。


2/18(火)
窓から見える家々の屋根に、薄く雪が積もっている。車のフロントガラスに残っていたシャーベット状の雪を水でとかす。路面は雨上がりのよう。凍ってはいない。

AGフェスのゲストアーティスト第1弾が発表される。新型コロナウイルスの影響で、イベントの自粛ムードが漂っているけれど、中止にはならなさそうかな。今のところ。


2/19(水)
このところ新件が立て込んで忙しい。「どうしてできないのか」だけじゃなく、「どうしたらできるのか」を一緒に考えられるような人でありたい。


2/20(木)
おそらく不謹慎だし、誤解を生みそうな表現だとは思うけれど、死を笑い話にすることができたら、それこそが幸せなのかもしれない。
「早く死にたい」が口癖のばあちゃん(93)に辟易し、仏壇に向かって「ばあちゃんが早く楽になりますように」と、本人に聞えるように言ったその翌朝、布団の中で眠るように死んでいたばあちゃんのことを、「大往生」と笑いながら話しているのを聞いて、そう思った。


2/21(金)
図書館へ寄って、東京のガイドブックを借りる。4月のAGフェスは開催されるんだろうか……。今のところ感染者の報告がない山口ですら、複数のマラソン大会が中止になっている。

個人的には、新型コロナウイルスは「感染力の強い新種の風邪菌」だと思っている。深刻なマスク不足がニュースになっているけれど、ドラッグストアで売っているようなマスクで予防できるとは思えないんだよな……。だって、相手は電子顕微鏡レベルだぜ。どう考えても無理だろ。このままいけば、遅かれ早かれ、多くの人がウイルスと接触することになるだろうし、接触すれば、かなりの確率で罹患するだろう。

だったら、もう受け入れるしかない。受け入れて、いなすしかない。手洗い、うがい、よく食べ、よく眠る。無理はしない。タオル類を共有しない。とにかく健康でいることが、いちばんの予防になるような気がする。


2/22(土)
髪の毛を切りに行く。


2/23(日)

100円ショップで、綺麗だからつい買ってしまった。


2/24(月)
振替休日。


2/25(火)
2/26(水)仕事が忙しく、行間すらない日々。
2/27(木)


2/28(金)
“あつまれ どうぶつの森 Direct”を視聴。発売が本当に楽しみ!何が良いかって、スピンオフ作品である『どうぶつの森 ハッピーホームデザイナー』の設定を踏襲しているところだ。

ほら、たぬきちが「たぬきハウジングのお客さん」って言ってる……!

ちなみに『どうぶつの森 ハッピーホームデザイナー』では、たぬきちが経営する「たぬきハウジング」の新入社員となって、どうぶつたちが暮らすお部屋やお庭を、ただひたすらコーディネートする。それがもう楽しくて楽しくて、個人的には本編よりハマってしまった。

どうぶつの森シリーズといえば、64のころからプレーヤー同士の“コミュニケーション”を重視してきたから、“無人島の開発”をメインに据えた本作は、大幅な路線変更とも思える。いうなれば、“コミュニケーション”から“クリエイト”へ。『マインクラフト』がヒットしたことからも分かるように、もしかしたら社会そのものが、“コミュニケーション”の時代から“クリエイト”の時代へと、シフトしているのかもしれない。

どうぶつの森 ハッピーホームデザイナー - 3DS

どうぶつの森 ハッピーホームデザイナー - 3DS

  • 発売日: 2015/07/30
  • メディア: Video Game
あつまれ どうぶつの森 -Switch

あつまれ どうぶつの森 -Switch

  • 発売日: 2020/03/20
  • メディア: Video Game


2/29(土)

閏年はポチャッコの誕生日。可愛い。


3/1(日)
母に呼び出され、ランチへ。




17時過ぎにお風呂へ入って身を清め、18時からYouTubeでNUMBER GIRL“逆噴射バンド”のライブ配信を視聴する。約2mのコードで延長した古いBoseのヘッドフォンをiPadに繋ぎ、音量は最大のひとつ手前。パジャマの上下に、足元はふかちゃん・ひれちゃん(フライングタイガーで買ったサメのぬいぐるみスリッパ)というラフな格好で、異常空間Z入り。

私が初めてNUMBER GIRLを聴いたのは、17歳……ではなく18歳のときだった。青春と呼べるほどきらきらしていない、思春期のままならなさを代弁してくれたのがNUMBER GIRLだった。ただ、「代弁」だけど、「代弁」ではないんだよな……。しっくりこない。私の語彙が少ないから「代弁」としたまでで、本当はもっと違う感覚がある。そのへんのことを、ちゃんと文章にしておきたいな。

思春期だったすべての少女たちと、その少女を眺めていたすべての人々よ。彼らは歪で、美しい。