部屋と沈黙

本と生活の記録

支線の日々

7連休の最終日は朝から雨が降っていた。自宅に一人でいる甥っ子と一緒に留守番をしてほしいと頼まれ、実家へ向かう。おそらく、自分のことはほとんどできないだろう。「子どもの相手をする」というのは、そういうことである。

……と思っていたら、雨が上がって早々、甥っ子は煉獄さんの衣装に身を包み、友だちの家へ遊びに行ってしまった。子どもとはそういうものである。実家に犬と取り残され、一人留守番をする。寂しい。

仕方がないので、ブログのネタに困ったら使おうと今朝撮っておいた本日の鞄の中身を紹介します。

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最近はあまり起動していない『あつまれ どうぶつの森』は、甥っ子と通信するために持参していた。……寂しい。大人って寂しい。久しぶりに起動してお店をのぞき、収納の整理をする。

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ランドリールームっぽくコーディネートした部屋。“フレンド”がいないため*1色違いの家具が入手しづらく、次第にやらなくなってしまった。オレンジのアンプを手に入れたらバンアパのバンドセットを再現しよう!と思っていたのに、うちの島のアンプはホワイトだし……。個人的神ゲーどうぶつの森 ハッピーホームデザイナー』みたいな、家づくりに特化したソフトが出ないかしら。

“POPEYE”は、去年発行された料理特集のバックナンバー。私が本屋さんで働いていたころから“付録ありき”の雑誌が増え*2、内容がどんどんつまらなくなっているという話をよく聞いたけれど、2012年にリニューアルした“POPEYE”は読みごたえがあっておもしろいと思う。月初めに本屋さんへ行き、おもしろそうであれば買う。ちなみに次の6月号も料理特集。楽しみにしている。

そんなに詳しいわけではないけれど、むかしの雑誌にはおもしろいものが多い気がする。『話の特集』とか、“Olive”とか。スティーブ・ジョブズがスピーチで引用*3したことでも有名な“Whole Earth Catalog/ホール・アース・カタログ”は、むかし働いていた本屋さんのイベントで実物を見た。結構な古書価がついてたよ……。

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話の特集の特集』より。殺しの手帖はもちろん、暮しの手帖のパロディである。

実家にある電気式コーヒーメーカーの大業な感じが面倒なので*4、“Tetra Drip”を持参した。薄く、3つのパーツのかたちがすべて同じ、というところが良い。とはいえ、出先へ携帯するならドリップバッグのコーヒーで充分かも、とも思う。

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根っからの飽き性ではあるが、本当に好きになると長い。NUMBER GIRLはその筆頭で、キツネ柄のポーチとお財布はもう10年近く使っている。ものを増やしたくないというよりは、好きじゃないものはいらない、好きなものがほしい、という感じ。だから、洋服や本や可愛いものはついたくさん買ってしまう。イヤホンを入れたねこのポーチは、3、4年前に100円ショップで買ったもの。

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留守番のお駄賃は、カツサンドと実家感まる出しのタッパー入りカレー。姪っ子によると、レノファは「負けた」らしい。

やろうやろうと思っていたことの半分もできずに、今年のゴールデンウィークが終わろうとしている。書きかけの文章は依然として書きかけのまま、むしろ脱線した部分が1,000字以上にふくらんで先行きが見えなくなり、この日記を書くことでお茶を濁している。

とりとめのないことを日がな一日考え続け、自分を相手におしゃべりする。きっと寂しい人間に見えるだろう。でも、見た目ほど寂しくはないし、もともと人間なんて寂しいものだ。

いろいろあっても、なんにもなくても、あしたからまた一日が始まる。それって結構すごいことなのかもしれない。

*1:寂しい

*2:とくに女性誌

*3:Stay hungry. Stay foolish.

*4:洗いものとか……