部屋と沈黙

本と生活の記録

十中八九

3日働いて3日休むくらいがちょうどいいな、と思う。なんなら、3日休んで3日休みでもいい。みんなが私と同じくらいものぐさだったらいい。

目が覚めた身体からは塩素の匂いがする。昨日の夜、ジムのプールで久しぶりに泳いだ。顔見知りのおばあちゃんと、ちいさな声でおしゃべりをする。館内放送が私語を控えるよう繰り返し、その“繰り返し”が意味を希薄にしていく。

多数派のロジックによると、ワクチンを接種しなければ十中八九症状が出るし重症化するし後遺症も残るし最悪死ぬので、今のところ接種せず症状が出ていない私は罹患していないのだろう。十中八九。

今後は、接種の間隔が5ヶ月から3ヶ月に短縮されるらしい。国からは未だ信頼に足る説明がなされていない。このことは、小児の接種率の低さからもうかがえるだろう。多くの人の心配が数値化され始めている。多数派と少数派が反転したとき、何が起こる?疑問を抱くことすら否定されたあのころの空気を、あなたは知っているか。

近況を書き始めると、大抵はコロナ政策への悪態になってしまう。いつまで続くんだろう。

きのう借りた本は、たぶん読んだことがある。

あと、非常におもしろいドキュメンタリー映画を観た。良いドキュメンタリーとは良い“問い”だと思う。星5つのレビューも星1つのレビューも同じくらいおもしろい。なぜなら、そのすべてがある種の“回答”だからだ。良いドキュメンタリーは、多様な反応のすべてを巻き込む。

いつか書きたい。今は書きたいことが3つくらいある。まだひとつも手をつけていない。