部屋と沈黙

本と生活の記録

8、

ゴールデンウィーク3日目。8時に起きて、小雨のなかプラごみを出しに行く。10連休なのに回収してくれるなんて、ありがたいことだ。

魚焼きグリルでパンを焼き、コーヒーを淹れ、録画していたドラマを観ながら食べる。そのあとシャワーを浴びて、お風呂そうじをしていたら、いつのまにかお昼になっていた。

午後は本棚を整理する。引っ越してからずっとほったらかしにしていた4畳半の空き部屋。

全体ではこの倍くらいか。1日では終わらなかったので、後半にもう1日取ることにしよう。

晩ごはんは簡単に炒飯&餃子で晩酌。炒飯はチンするだけ、餃子は焼くだけ。ほうれん草と絹さやを茹で、新玉ねぎをスライスし、常備している茹で豆を盛る。

いつも思うのだが、晩ごはんと一緒にお酒を飲むのって、なんだかすごくもったいない。気持ちよく酔いそうなタイミングで後片付けになる。お皿を洗い、流しをきれいにしてレンジとコンロ周りを拭いているあいだに正気に戻り、あったかいお茶を淹れるころにはもう落ち着いている。一人暮らしあるあるかもな。

缶ビール1本だと、いい具合に酔っ払っていられるのはせいぜい30分くらい。せめて1時間くらい持続してくれたらもっと楽しいのにね。

外は本格的な雨模様だ。

10、9、

ゴールデンウィークが始まった。しがない勤め人にとって、10連休などまさにゴールデン。
とはいえ、大学生のころには夏休みが2か月くらいあったのに、そりゃもう無為に過ごした。今は幻。

初日は午前中に家事を終わらせ、午後は美容院へ行く。おすすめされたスタイリング剤が良さそうだったので購入。髪の毛だけじゃなく、手肌の保湿にも使えるという。ものぐさかつ、かさかさな私にはぴったりだ。

帰りにニトリへ寄って、A1のポスターフレームを買う。

ようやく飾れたムナーリのポスター。

夜はジムで泳ぐ。人が少なくて、一人一レーン状態。ここぞとばかりにバタフライを練習する。不思議なのは、泳げる泳げないに関わらず、バタフライを“習っている”だけで尊敬されることだ。

片付けのBGMにしようと久しぶりにthe band apartの5th『Scent of August』を選んだら、ちょっと動けないほどかっこよくて驚く。発売されたときに聴き倒しているはずなんだけど、こんなに良かったっけ。気になって当時の日記を見返してみたら、東日本大震災の年だった。あのころは色々なものがざわついていた。

Scent of August

Scent of August

2日目は実家の車庫を借りて洗車。ついでに犬の散歩。夜から雨になるらしい。

山口アーツ&クラフツ 2019

先週末は毎年恒例の山口アーツ&クラフツへ行ってきた。振り返れば今年もうつわバカ一代。

濱岡健太郎さんのカップには、サナトリウム的な雰囲気があると思う。隙のない精緻さとフェティッシュな白も相まって、人を拒むかのような印象なのに、不思議と手に馴染む。

奥のグラスは〈ガラス工房◯(マル)〉の岩国れんこん硝子。岩国れんこんの灰をガラスに混ぜると、こんなにも美しい若緑色になるという。

初日の10:30頃には到着したのに、〈ユーカリとタイヨウ〉の焼き菓子はほとんど残っていなかった。残念。