部屋と沈黙

本と生活の記録

4、3、

ゴールデンウィーク7日目。5時半頃に目が覚め、もう少し寝られると布団のなかで微睡んでいたら、本格的に二度寝してしまう。8時45分起床。萩・長門方面の美術館巡りのために、9時には自宅を出たかったのだが、結局は9時半過ぎに出発。行き先は以下のとおり。写真を撮り、お土産も買ったので、後日感想をまとめたい。

萩往還まつり
山口県立萩美術館・浦上記念館
フィンランド陶芸 芸術家たちのユートピア
marimekko SPIRIT』

萩焼まつり
香月泰男美術館
『眺められるしあはせ』
・湯免ふれあいセンター

ゴールデンウィーク8日目。みどりの日。今年も多肉植物を植え替える。

怪獣・熊童子

センペルビウム。“数年後に群生”どころか、一年で群生。脅威の繁殖力。多肉植物界の紫蘇。これ以上増やしたくないので、植え替えせず様子見。

弱っていた月兎耳も、この一年で元気に。熊童子と同様、毛が特徴的な品種だが、熊童子が「ふさふさ」なら、月兎耳は「じょりじょり」だ。
十二の巻(?)には今年もランナーが。肌寒い日が続いたからか、去年と比べるとまだ短い。
ウンブラティコラには花が咲いている。ハオルチア軟葉系を美しく保つのは難しい。直射日光&乾燥気味だと、写真のように葉先が枯れてしまうのだろう。

グリーンネックレス。1月、2月頃に甘い匂いのする花を咲かせていた。やや色が悪い。

午後、近くの園芸店でサボテン〈白星〉を購入。

ちなみにお昼は令和ヌードル。日本は平和である。

7、6、5、

ゴールデンウィーク4日目。午前中に家事を済ませ、きのう自分の本棚から“発掘”してきた金井美恵子の『愛の生活』を読む。時間軸が曖昧にスライドしていくせいか、妙な浮遊感を覚える。「生活の断片を書いて、生活を書いたつもりの人たち」という言葉に絶句。

皿とかコップとか、そんな物が日常生活では何よりも重要な意味があることを、さり気なく言う人というのは、なかなかいません。
ーー金井美恵子「愛の生活」より

午後から祖母の家へ向かう。道中、以前から気になっていたカフェ〈CRAFTSMAN COFFEE ROASTERS クラフツマン コーヒー ロースターズ〉に寄り道。結構おもしろいお店だったので、後日感想をまとめるつもり。

祖母宅で、母、妹、甥姪らと合流。テレビでは平成から令和の特集が組まれ、年末年始のような賑やかさ。新しい時代が天皇崩御から始まるよりも、今回のように退位されることで始まるほうが明るくていいような気がすると、お祭り騒ぎの東京の街を画面越しに眺めながら思う。軽い夕食のあと温泉へ。タコわさと筍の煮付けをあてにビールを飲みながら、祖母と毎日新聞クロスワードパズルを解く。

ゴールデンウィーク5日目。祖母宅。甥姪の朝は早い。戯れに布団をひっぺがされ起床。朝食は筍ご飯のおにぎり。
甥姪に付き合っていると、時間があっというまに過ぎる。庭を眺めたり、祖母の買い物を手伝ったりしたような気がするが、あまり覚えていない。
米と筍とエビスビールをもらって5時頃自宅に戻り、9時過ぎには眠ってしまった。

ゴールデンウィーク6日目。目覚ましをセットせずに眠る。10時頃起床。コーヒーとハニーローストピーナッツ。

本棚の整理を進める。一冊くらいは持っているはず、と思っていた沢村貞子の著書『わたしの台所』を見つける。最近NHKでやっている『365日の献立日記』という5分番組が好きなのだ。



以前、いわゆる“ジャンル棚”の書店に勤務していたために、本の並べ方には変なこだわりがある。そのせいか“整理”は一向に進まず、物理的にも棚が足りないと途中で心底嫌になり、ジムへ泳ぎに行く。

晩酌。スーパーマーケットで売っている安価なピザに、スライスしたトマトとほうれん草をのっけて焼く。付け合わせはオリーブとサラダ。

8、

ゴールデンウィーク3日目。8時に起きて、小雨のなかプラごみを出しに行く。10連休なのに回収してくれるなんて、ありがたいことだ。

魚焼きグリルでパンを焼き、コーヒーを淹れ、録画していたドラマを観ながら食べる。そのあとシャワーを浴びて、お風呂そうじをしていたら、いつのまにかお昼になっていた。

午後は本棚を整理する。引っ越してからずっとほったらかしにしていた4畳半の空き部屋。

全体ではこの倍くらいか。1日では終わらなかったので、後半にもう1日取ることにしよう。

晩ごはんは簡単に炒飯&餃子で晩酌。炒飯はチンするだけ、餃子は焼くだけ。ほうれん草と絹さやを茹で、新玉ねぎをスライスし、常備している茹で豆を盛る。

いつも思うのだが、晩ごはんと一緒にお酒を飲むのって、なんだかすごくもったいない。気持ちよく酔いそうなタイミングで後片付けになる。お皿を洗い、流しをきれいにしてレンジとコンロ周りを拭いているあいだに正気に戻り、あったかいお茶を淹れるころにはもう落ち着いている。一人暮らしあるあるかもな。

缶ビール1本だと、いい具合に酔っ払っていられるのはせいぜい30分くらい。せめて1時間くらい持続してくれたらもっと楽しいのにね。

外は本格的な雨模様だ。