部屋と沈黙

本と生活の記録

不完全なリスト

パンツの枚数から始まり「その他」で終わる、持ち物リストの不完全さよ。旅行の荷造りはいつも苦手だ。それでも終わった!このたびの静岡旅行は「買い物、結婚パーティー、ホッキョクグマ」になる予定。移動時間の暇つぶしにオースティンの『自負と偏見』、積みゲーメガテンなど)をいくつか。

とりあえず、行ってきます!

チェスターコートの選び方

チェスターコートを選ぶうえで、いちばん大切なのは肩だと思う。胴まわりがもったりしたごくシンプルな筒状のコートだから、肩がオーバーサイズだと本当にもったりして見える。「背が高くないと似合わない」なんて言うけど、実際は身長やら着丈うんぬんより、肩が合うか合わないかだ。

大抵の既製服はゆったりめに作ってあるから(アウターだとなおさら)、平均身長がMサイズを着ても、肩が余ってもったりしてしまう(似合わないと思いこむ)。そこへ、ちょっと背の高い人が同じMサイズを着ると、果たしてぴったり様になるのだ。ということは、単純にサイズダウンすればいいんだけど、アウターをSMLの3サイズちゃんと作ってるメーカーって少ない。これはもうお直しか、もしくはまさかの肩パット?

なんて思いながら、結婚パーティーへ着て行くための薄手のチェスターコート(Mサイズ)を買った。サイズ感はまずまず。肩の切り替えがもう少し内側に入ってたら、もっと華奢に見えるのに。とりあえずボタンはつけかえる予定。

日々の漱石

f:id:roomandsilence:20160307214134j:plain:right木曜日、『門』完結。105年ぶりの再連載は全104回、廃品回収のせいで1、2回分の読み落としはあるものの、とりあえずは読んだと言えるだろう。なんともつかみどころのない話だった。それが新聞連載だからなのか、1回1回のあいだに個人的な日々の生活が割り込んでくるせいで、ひとかたまりの小説を読んだ、という気がしない。いつも、脱衣所の洗濯機の上に新聞を広げて、歯を磨きながら読んだ。

9日から『夢十夜』、4月1日から『吾輩は猫である』が再連載される。どちらも「いつか読みたい」と思っていた小説だから都合がいい。日課はしばらく続きそうだ。