部屋と沈黙

本と生活の記録

ものぐさアロマテラピー

仕事帰りに寄ったホームセンターの店頭で、アロマディフューザーが大々的に展開されていた。プライベートブランドものらしく、シンプルなデザインがわりと洒落ている。最近はホームセンターでさえ洒落てんだな、昔は“ボルトとかナットとか土を買うところ”って感じだったのに。

秋冬に向けて検討するはずのアロマディフューザーだが、まだなーんもしていない。アイロンをかけるときに愛用しているリネンウォーター以外では、今のところこんな感じで使っている。

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初心者向けのアロマテラピーとしてよく紹介されている「マグカップに熱湯を注ぎ、精油を1滴垂らす」を、ものぐさな私のためにアレンジした。浮いているのはアルミ製のケース。つまり「コップに熱湯を注ぎ、ちいさなアルミケースを浮かべ、そこに精油を1滴垂らす」方法である。

こうすれば、いちいちコップを洗わなくてもいい。温度が下がったら水を捨て、アルミケースに蓋をし、水気を拭き取るだけでいい。香りが弱いときは精油を2、3滴追加すればいいし、アルミケースの手入れなんて、1週間に1回くらいでいいんじゃないの*1!?

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もともとは化粧用クリームの携帯ケースとして売られていたものだ*2。ありものですませたせいで、見栄えはあまり良くない。とはいえ、アルミの熱伝導率を考えれば、それほど悪くないのでは……?ただ、化学としてきちんと検証したわけではないので、おすすめはできない。精油とアルミに熱が加わることで、良からぬ何かが発生していたら申し訳ないし……。

いずれにせよ、このくらいのたやすさが私にとってちょうど良い。「普段の私が普通にできる」レベルではなく「普段の私が簡単にできる」レベルに合わせておけば、もし気持ちがしょもしょもしたとしても、なんとかいけるでしょ。どうしても元気が出ないときって、あるじゃん?そんなとき、かろうじてできることをすこしずつ積み重ねていけば、すこしずつ大丈夫になっていくかもしれない。

非常に楽ちんな方法とはいえ、香りのひろがり方はささやかだから、やっぱりアロマディフューザーがほしい。とにかく手入れが簡単で、ついでに見栄えがし、ランニングコストもあまりかからないものが良い*3。「フィルター廃番による本体買い替え」などは最悪である。私は概ね、検討し、検討し、検討した上で購入するため、一度手に入れたものはかなり大切にする。それがフィルター廃番!?やめろぉ!である。傷つく。

というわけで、アロマディフューザーの導入は非常に難航している。素敵なものが買えたら報告するので、見守ってほしい。

*1:ものぐさですみません。なお、ケースにアロマオイルがこびりついたときは、同じ香りのリネンウォーターを使って拭き取ればOK。リネンウォーターに含まれる無水エタノールに反応して精油が溶けるため、きれいに拭き取ることができます。

*2:2個入り100円。

*3:あふれ出す欲望。ちなみに、最も手軽なアロマストーンは清潔感に欠ける気がしてちょっと嫌。我ながらわがまますぎる……。