部屋と沈黙

本と生活の記録

厄年様様

「散々」な大厄と、12年に一度の「幸運期」が一緒くたにやってくるらしい私の2016年は、どうやら本当に一筋縄ではいかない。

ついこのあいだ、ようやく正社員として働けるくちを見つけたことがひとつ。こちらに戻ってからの2年半は、ずっと非正規で働いてきた。というより、これまでもだいたいにおいて呑気な非正規だったのだ、私は。採用通知に「事務所に置いておくコップを持ってきてね」みたいなことが書かれているだけでうれしい。試用期間を終えたらまた一人暮らしをしたいし、車も買おう。

そんな私の2016年は、転職、転居、大きな買い物を避けるべき厄年でもある。語呂合わせで「散々」とも言われる強烈な大厄らしいんだけど、なんとなく大丈夫な気がしてお祓いへは行っていない。毎年、インフルエンザには罹らない気がするから予防接種を受けないし、実際罹らない、そんな感じで。

そもそも厄年の「○○すべきではない」という考え方が気に入らないのだ。あれもダメこれもダメ、そうやって最初から分かっているなら、どうすべきなのかをまず考えろやと思う。だから私は「厄年には長いものを身につけると良い」というアレにあやかり、腕時計を新調することにしたよ。やったね!厄年様様である。
今週のお題「2016上半期」