部屋と沈黙

本と生活の記録

新しいインクと無印良品のポリカーボネート万年筆

新しいインクを買った。

セーラー万年筆のゆらめくインク〈極夜〉。書く紙の種類によって、発色が変わるインクらしい。色味はこちらの動画を参考にした。

色の好みがはっきりしているぶん、発色がゆらめくと好き嫌いもゆらめく。でも、この極夜の色味は3パターンとも良い感じだった。

一般的な紙に近いニーモシネの発色がいちばん好きだし、トモエリバーの発色もかなり好みで、あの色味がメインの青系インクがほしいくらい。バンクペーパーの発色はちょっと明るめだけど、悪くはないよね。

私が初めて買った石丸文行堂のカラーバーインク〈ブラック・ルシアン〉と比べると「しゃばしゃば」系のインクだ。薬品っぽい匂いもする。

今は、無印良品ポリカーボネート万年筆に入れて使っている。コンバーターはプラチナ万年筆のもの。

私は、万年筆の書き比べのために、いろいろなメーカーのF字幅(ファイン/細字)を買うようにしている。この無印良品ポリカーボネート万年筆、つまりプラチナ万年筆のプレピー(03)は、インクフローがかなり良いほうだと思う。もちろん「しゃばしゃば」系のインクを入れていることも理由のひとつだろう。

国産万年筆にしては太めの字幅で、カヴェコのFと同じくらい。書き心地は「さらさら」。ちなみにパイロットは「かりかり」、カヴェコは「するする」。デザイン性も加味すればカヴェコがいちばん好きなんだけど、こんなに安くて書き味も良いなら、もうプレピーで良くね?と思ってしまうくらいの製品だ。

あと、実は昨年末にLAMY(ラミー)のサファリも購入している。

LAMYはドイツの筆記具メーカーで、サファリは、その機能美からくるスタイリッシュさとは裏腹に、わりと優等生的な万年筆だと思う。国産万年筆ブランドで言えば、パイロットのカクノ寄り。インクフローは普通、書き味は「かりかり」寄り。もしかしたら、パイロットがカクノを作るときに、サファリを参考にしたのかも?LAMYのF字幅は、カクノよりは太めで、カヴェコよりは細め。

ただ、私の手元に届いたサファリはちょっとハズレっぽくて、書くときにやや引っかかるポイントがある。もし、アタリの個体が届いていたら、この評価も変わっていたかもしれない。

こんな感じの2色。良いね〜!


おまけ

このあいだ買ってきたビーズをチャームにした。右はニットピンに通しただけ。

今度、ペンケースの中身を紹介するブログを書こうかな。私、人のかばんの中身とか、ポーチの中身とかを見るのが結構好きなんだよね。その人が何を好み、何を選び、何を大切にしているかが分かるから。ものから人となりが見えてくる感じがおもしろいし、おすすめの商品も分かるよ!