部屋と沈黙

本と生活の記録

幸せの永久機関/週報 12/30〜1/5

12/30(月)
the band apart“ディア・ワンダラー”のMVが公開された。

川崎さんが笑ってる。笑うかどうか分かんない微妙な時期の赤ちゃん並みだと思ってた川崎さんが、人並みに笑ってる。リラックスした雰囲気がすごくいい。木暮さんがカメラ目線でこちらを指差すところもいい。ああいうことを気負わずできる人ってかっこいいと思う。


12/31(火)
下道で2時間、母方の祖母宅へ。
お酒を飲みながら、母、祖母と紅白を見る。普段テレビは録画派で、それすら見きれず消す派だから、ここぞとばかりにトレンドを仕入れる。
King Gnuのボーカルの人は、紅白でもスウェットだった。「紅白でも普段通り」か「紅白だから洒落込む」か、二通りのかっこよさがあると思うけど、個人的には洒落込む人が好き。CDJでの向井秀徳は、黒いシャツに黒いスーツでばっちり洒落込んでいたらしく、そういうところだよ!と思う。ますますかっこいい。なんかもう「風が吹けば桶屋が儲かる」レベルで、すべてが「向井秀徳はかっこいい」に行き着く。
KISSのメイクを見た祖母は、寝るときにメイクを落とすのかどうか心配していた。むしろ落とさない選択肢があんのかと思ってびっくりする。メイクをしたままぐっすり眠るKISS。

紅白のあとは恒例のジャニーズカウントダウン。去年は、ステージの隙間に落ちたマリウスを心配しているあいだに年が明け、カウントダウンどころではなかった。今年は何事もなくほっとする。おそらく、来年も見守ってしまうんだと思う。年末にマリウスを見守る会。


1/1(水)
NHKの『100分deナショナリズム』で取り上げられていた『方舟さくら丸』のラストがまさにNUMBER GIRLの“透明少女”だった……!

安部公房の作品は3、4冊程度しか読んだことがなく(砂の女箱男、他人の顔、だったかな……あとは忘れた)、本作は未読。もしかして向井さんも小説とか読むのかな。ますますかっこいい。

おまけ

ちなみに、安部公房の母親も小説を書いている。安部ヨリミ『スフィンクスは笑う』。前半は昼ドラっぽい泥沼三文小説風なのが、後半に向かって一気に文学になる感じで、けっこうおもしろい。

方舟さくら丸 (新潮文庫)

方舟さくら丸 (新潮文庫)

  • 作者:安部 公房
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1990/10/29
  • メディア: 文庫
スフィンクスは笑う (講談社文芸文庫)

スフィンクスは笑う (講談社文芸文庫)


1/2(木)
祖母宅に妹夫婦と甥っ子姪っ子がやってくる。
「〇〇くんがさ〜」「まあね!」など、今年から小学校にあがる甥っ子の喋りっぷりが可愛い。幼児だったのがすっかり“男の子”だ。


2時間かけて自宅に戻り、夜は友人宅で新年会。時期が時期だけに、私を含め3人とも独身だ。
「どんな人がタイプか」という話題を友人がリストにしてくれたんだけど、そのメモを眺めているだけで幸せな気持ちになる。……もういっそのこと、それを“誰か”に求めるんじゃなくて、自分自身がそういう人になれば幸せなんじゃないのか?たとえば、「優しく」て「誠実」で「ケンカして仲直り」ができる、そんな人に。そうすれば、自分の好きなタイプ(自分)と毎日一緒にいられることになる。……幸せの永久機関だよ、我ながら画期的だと思う。なんで今まで気付かなかったんだろう。
ただ、もし「天真爛漫で無邪気な人」を目指すとなると、その思惑自体が「邪気」にまみれてどうしようもない。


1/3(金)
自分の家がいちばん落ち着く。Wi-Fiもある。晴れて洗濯物が良く乾く。


1/4(土)
もう「いつもの土日」だ。


1/5(日)
再放送された『100分deナショナリズム』を録画。新年早々、レコーダーの録画可能時間が残り少ない。
明日から仕事かと思うと、なんとも言えない気持ちになる。働くのは嫌いじゃないから憂鬱ではないけれど、毎日が日曜日でも楽しく過ごせる才能のほうが発達してるのになと思う。ほんと、せっかくの才能を持て余してる。