部屋と沈黙

本と生活の記録

書きたい

書きたいことがたくさんあるものの、すべてが中途半端にばらついているせいで、拾うのが億劫だ。

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楽しみにしていた『THE MATSURI SESSION』が届いた。向井秀徳のコメントがかっこいい。いつかNUMBER GIRLをこの目で観ることができたら「向井秀徳は語らない」から始まる文章を書くと言いながら、きっかけが消失してそのまんまになっている。

書く前に読み切っておきたい本もある。ものすごくザゼンっぽい短篇があって、それが糸口になりそうな予感がするのだ。空振りかもしれんけど……。まぁそんなもんだ「書く」っていうのは。土台がいる。そのために読む、連想する、また別の本を読む。書く、考える。繰り返し。

金曜日に観た『TENET テネット』も書きたくなる映画だった。公開当初、Twitterでは「よく分からなかった」「なのにおもしろい」みたいな感想であふれていたんだけど、案の定、私もよく分かんなくて笑った。にもかかわらず全然退屈させないからすごいよね。ストーリーそのものはわりとシンプルな気がする。お話は分かるのに仕組みが分かんない、みたいな感じ。

ただ、そのお話と仕組みが分かったとして、それで終わりじゃなさそうなのがこの映画のおもしろいところだ。『TENET テネット』には問いがある。「原因」と「結果」に関する根源的な問い。それに答えたくなる。でも、そのためには「時間の仕組み」も理解しなくちゃならない。「原因」と「結果」に関する小説やキーワードを思い出したから、それも読んで、リサーチして……。

いやーほんと、分からないことって、なんておもしろいんだろうと思う。