部屋と沈黙

本と生活の記録

可愛さを構成するもの

できた〜!……のか?一応、包まれてはいる。

結局4着ほど試作し、3着目に試したフードと、2着目に試したケープを組み合わせることにした。他の子たちの型紙と比べると、だいぶ大きい。

とくに、大きなフードを小さなケープに収めるのが大変だった。たとえば、2cm幅の布を1.5cmの幅に縫いとめる、となると、縫いとめるほうの布を少しずつ寄せながら縫わなければならない。パフスリーブみたいな感じ、と言えば伝わるだろうか。だから、ハリネズミのあかちゃんのフードは、他の子たちのフードよりもぽっこりとした丸みがある。

ハリネズミのあかちゃんのためにケープを作ってみて、ケープの何が可愛いのかがよく分かった。要するに「Aライン」である。「Aライン」に包まれるシルエットが可愛いのだ。

頭を覆う布が首元でシェイプし、裾へ向かって広がる。この「首元でシェイプ」が、ハリネズミのあかちゃんにとって非常に難しい。他の子の首まわりが約5cmのところ、ハリネズミのあかちゃんは約9cm。試作のたびに「これは……、筒かな?」と思った。横から見たシルエットは良いけれど、正面から見ると、裾への広がりが足りていないような気がする。

これさ〜、襟ぐりのカーブを急にしたらどうだろう?襟ぐりの全長は保ちつつ、もっと角度をつけたら、フレアが出やすくなったりしない*1?意味ないかな〜?数学(図形)は苦手だから、予測が立てられない。。


大袈裟に書くとこんな感じ

なんとかなんないかな〜。ハリネズミのあかちゃんだけで既に5着も作ってるから、試す気力が……。

そのほか、手芸初心者の気づきとしては「好きな布やリボンはまとめて買っておけ!」ってことかな。今回、わたウサギのあかちゃんとモグラのあかちゃんのケープを作ったフェルトは、だいぶ前に何かを作るために買ったもので、全体の3/4しか残っていなかった。そこから、わたウサギのあかちゃんに1/4、モグラのあかちゃんに1/4使い、ハリネズミのあかちゃんに1/4……、では足りないよね!そもそも大きさが違うんだから。

手芸屋さん、100円ショップを見てまわり、いちばん色味の似ているダイソーのグリーン系カラーフェルトを買い足して、そのなかの1枚を選んだけれど、厚みも違うし、なによりフェルトの質が悪い(5枚セットで100円だから当然)。それに、同じメーカーでも数年経てばマイナーチェンジや廃盤もあり得る。可愛いな、良いな、と思ったときが買いどきだ。


おまけ
実家から「赤ちゃん広場の大きな樹のお家」を持って帰ってきた。


いくつか欠けているパーツがあるものの、ほとんど揃っている。

箱には「©︎1993 EPOCH CO.,LTD.」とあるから、30年前のものかな?

それと、シルバニアファミリーにハマって刺繍熱が再燃した。「再燃」と書いたのは、数年前に一度、同じ熱に浮かされたからである。そのときに、刺繍にまつわる道具のあれこれを買い揃え、なんならフェリシモのビーズ刺繍入門キットまで購入した。

ぐっとのめり込み、ぱっとやらなくなってしまうのが私の悪い癖だ。でも「いっちょやってみっか!」の軽薄さと、好きなら必ず戻ってくる都合の良い一途さは私の美点でもある(と思いたい)。ちなみに、やらなくなっちゃったのは下手くそだったからだよ。糸もビーズも綺麗なのに、私がやると、あんまり綺麗にならない。。

セリアでステッチレッスンのキットを見つけたから、今度こそ習得したい。進捗状況をブログで報告しようかな。


フェリシモのビーズ刺繍入門キットも再開

*1:ブログをアップしたあとに気がついたんやけど、もしかしたら逆かも?襟ぐりのカーブを緩やかにしたら……?