部屋と沈黙

本と生活の記録

シルバニアファミリーのお洋服を作って、試着の重要性を再確認した話

私がシルバニア村のおいしい時間展で買ったハリネズミのあかちゃんを覚えているだろうか。

あのあと、居ても立っても居られなくなって、わざわざもう一度ポップアップストアへ行き、買い足したあかちゃんがいる。

まず、展示を見て「超かわいい!ほしい!!!」と思っていたモグラのあかちゃん。この子が、ラブラドールのあかちゃんとセット販売されているのを知り、購入したのが「赤ちゃんペアセット(海底のお友だち)」である。

あと、可愛さついでに買ってしまったのが海外版わたウサギのあかちゃん。ちょっといたずらっ子っぽい表情が良い。

わたウサギのあかちゃんには、海外版ハリネズミのあかちゃん同様、かばんとぼうしがついている(くまのミニチュアは私物)。

それはまあいいとして、私は、どうしても、この子たちに私好みのお洋服を着てほしい……!ハリネズミのあかちゃんには水色よりももっと似合う色があるのに、ベビ服とネタ服しかない!


水色がいちばん似合うのはラブラドールのあかちゃん

というわけで、彼らは長らく裸んぼうだったのである。裸んぼうでは、あかちゃんがバケツに入って水遊びをしているときの写真くらいしか撮れない。

いつまでも裸んぼうでは忍びないため、ブティック社の本を参考に、余っていたフェルトを使って、フードつきのケープを縫ってみた。

1着目は森のケープ、2着目は雪のケープ。

なお、フェルトは9センチ四方のものがあればOK。襟元に刺繍リボンとガラスビーズを縫いつけてアクセントにする。雪のケープのガラスビーズは、さしたる目的もなくただ色がきれいだから買っておいたもので、ようやく日の目を見た。フードの部分や裾にもビーズで刺繍をしたら可愛いかも。

前合わせの部分は、小さく切ったマジックテープを木工用ボンドで貼りつけ。マジックテープはかたいし小さいし、縫う場合は、縫い目が見えないように縫い代を調整する必要があるから、ボンドで貼るのがいちばん良いと思う*1


ケープのしたは、相変わらずの裸んぼう。。

実は、このケープを作る前に、別のお洋服にもチャレンジしたんだけど、ツイードっぽい布の目が荒すぎて断念したんだよね*2。。これは「ドール服あるある」なのかな。人間とはサイズが違う分、ちいさな彼らにとってはセーターと同じくらいのざっくりした風合いになっちゃう、みたいな。

その点、フェルトなら切りっぱなしでもほつれず、端の処理が簡単。初心者&不器用にはもってこいの素材だと思う。

さっそく、森のケープをモグラのあかちゃんにも……。

あれ!?なんか大きくない?

ここでようやく、私は、シルバニアのあかちゃんにもサイズの違いがあることに思い至ったのである。

ボディはみんな同じあかちゃんサイズ。でも、耳が長い子、垂れ耳で顔の幅が広い子、耳がない(短い)子、特殊造形の子がいる。私は偶然にも、それぞれタイプの違うあかちゃんを選んでいたようだ。

もちろん、特殊造形の子に関しては、本に載っている型紙を応用させないとだめだろうな〜、とは思ってたの。でも、耳が長い子と耳がない(短い)子に、こんなにも差があるとは。「ひとつ作ればみんなで着回しできる〜(ハリネズミのあかちゃん以外)!」と思っていた。耳がない(短い)子には、フードの部分をすこし詰めたもののほうが似合うはずだ。

同じサイズなのに印象が違う。サイズ感がスタイルの基本になるから、試着は本当に大事だ。その試着の重要さを、シルバニアファミリーのあかちゃんたちも教えてくれる。

*1:一応、縫いつけようとしてみた。

*2:好みの柄なので、接着芯で補強したら縫えるかな〜と考えている。