部屋と沈黙

本と生活の記録

ぽち袋に至る病

新しい絵柄のミッフィーちよがみを見つけたので、早速ぽち袋を作った。

これはもう、ある種の癖(へき)のようなものだ。可愛い絵柄のおりがみ、ちよがみ、デザインペーパーを見つけたら、ぽち袋を作らずにはいられない。1枚の紙を袋状にしたい、その一心である。

ぽち袋だけでは芸がないので、今回はメッセージカードが入るくらいの横型封筒も作ってみた。

可愛いねぇ〜!……まあ、使うあてはないんだけど。

それに、いざ使うとなると紙が薄くて心もとない。甥っ子や姪っ子にお年玉を渡すときも、結局は厚手の紙で作られた市販のぽち袋を使っている。

たとえばAmazonの荷物みたいに、品物と厚紙を一緒に入れたらどうだろう?いっそのこと、厚紙をぽち袋の内側に貼り付けたら?

というわけで、ちゃんと使えるぽち袋にするべく、厚紙で補強することにした。使ったのはダイソーの色画用紙〈くすみカラー〉。

1. 色画用紙をぽち袋よりもやや小さめにカットし、ぽち袋へ入れる。
2. 色画用紙をぽち袋へ入れきる前に、色画用紙の上部にテープのりをつける。
3. 色画用紙をぽち袋へ入れて、手前にくっつける。

のりはのりでも、くっつけたときにシワにならないテープのりがおすすめ。しっかりくっつくタイプだとなお良し。同様に、横型の封筒も補強していく。

もしかしたら、黄色のマーカーで囲んだかたちに色画用紙をカットしたほうが見栄えも良さそう。ただ、そうするとフラップ(ベロ)の折り返し部分は、色画用紙とちよがみの2枚を折らなければならず、収まりの調整が難しそうなのでやめにした。色画用紙を長方形以外のかたちにカットするのも面倒だし。。

切ったあとの半端な紙は、色見本として保管。色画用紙の表紙に印刷された色と、本体の発色が違うような気がするんだよね。

出来の良し悪しはさておき、これでなんとか使えそう。紙もの工作の気分がのってきたので、ミニカードサイズの来年のカレンダーも作ってみた。

使ったのは100円ショップのミニカード、極小の数字スタンプ(これも100円)、シャチハタのスタンプ台。作る、というよりはスタンプを押しただけだね。


日曜日始まりのカレンダー

きちっとなりすぎない感じにしたくて、わりとテキトーに押した。日曜日と祝日に色をつけるかどうかは考え中。

透けるタイプのおりがみでお得意のぽち袋を作り、商品パッケージのようにしてみた。可愛くない?いくつになっても、こういう“おみせやさんごっこ”が好きなんだよな〜。ほかにもいろいろ作りたいものができたので、メモしておく。

ぽち袋もミニカレンダーも、作る手間を考えたら市販のものを買うほうが楽なんだけど、こればっかりはもう“癖”だから仕方がない。このフォントが気に入らないから買わない、みたいなことがざらにあるのよ。自分の好きなように作ってみると、コスパ以上の何かを得られるような気がする。


おまけ
ちなみに、カッターの刃はわりと頻繁に折ったほうが良い。私は学生時代にアルバイトで建築模型を作っていたことがあって、そのときに教えてもらった。

建築模型は、柔らかいスチレンペーパーの両面を紙で挟んだ「スチレンボード」を使って作る。カッターの切れ味が悪くなると、刃が紙のあいだのスチレンペーパーに引っ掛かり、ポツポツとした丸い穴のようなものができてしまうのだ。結局はのりしろになる部分だから外側からは見えないんだけど、接着面はフラットなほうが良いし、そもそも美しくないので、そうなったら折りどきである。

上の写真は、私が学生時代から愛用しているオルファのカッターと替え刃。ケース右上部の隙間を使って刃を折り、折れた刃が下のスペースに溜まっていく。なお、カッター本体の上部(黄色の部分)にも同様の隙間があるので、そこを使って折ることもできる。

「オルファの由来は“折る刃”」と教えてくれたのも、そこの事務所の所員さんだ。駄洒落がメーカー名になるほどの切れ味なので、ぜひ、ばしばし折ってみてほしい。