部屋と沈黙

本と生活の記録

うれしい知らせ

金曜日のアジゴシ配信で、the band apart (naked)の新譜と、5月からのツアーが発表された。

本当にうれしい。今年の4月に予定されていたフェスの延期が発表されたとき、“今”が閉じていくような感じがすごく寂しかったから。なんとなく、開催されるだろうと思っていたのだ。無責任にも。ただ、私はきっと行けないから、東京近郊は羨ましいなぁとか、なんでここは東京じゃないんだとか、意味不明な悪態をついて、それから笑うんだろうと思っていた。みんながみんな寂しいよりも、誰かが楽しいほうが良かった。その誰かが私じゃなくても、“今”が閉じなければそれでいい。

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エレクトリックとアコースティックの1日2公演なんて、もうフェスみたいなもんだよね!オフィシャルの先行で2公演通し券を申し込んだものの、足腰が心配だ。恥ずかしながら30代も半ばを過ぎると、立ちっぱなしで耐えられる限界がライブ1本分くらいなのよね。歩いたり動いたりすれば、まだ大丈夫なんだけど……。筋トレでも始めようかしら。

とはいえ、いずれにしても県外である。本当はまだ、素直によろこんでいいのか分からない。「自粛要請」という「する」のか「させられる」のかよう分からん矛盾語が生まれたこのコロナ禍で、本当は何が正しいのかなんて誰にも分からない。だったらもう、別の方向から行こうぜ。

「空気感染しない」のなら、避けるべきは飛沫である。ということは、今こそ、手話、ボディーランゲージ、ハンドサイン、手旗信号、ブレーキランプ5回点滅*1みたいな、身体によるあたらしい言語の獲得を試みるべきときなのだ。

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ギレルモ・デル・トロ監督作品『シェイプ・オブ・ウォーター』パンフレットより
むろん“ありがとう”とは言っていない

私の身体は忘れる。ぼろぼろ忘れていく。それがいつもおそろしい。記憶こそが存在だと思っているふしがあるから、いつか失くしてしまう記憶を頼り、存在を言葉に移しかえている。言葉は身体よりも長持ちする。でも、本当に美しいものは言葉を超えてしまうだろう。イライザの手話は美しい。

とりあえず、真似をするなら“Fuck you”からかな……。


おまけ

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今回のゲストは渡邊忍。「ション」の仕上がりが気に入らない渡邊忍に何度もタイトルコール*2をさせられる荒井岳史を見て笑いを堪えきれない木暮栄一だったね!楽しかったな〜。22時の“寝る準備しろアラーム”も笑った。

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3/31の配信ライブも楽しみ。いつかきっとアスパラのライブを生で観る!

*1:ア・イ・シ・テ・ルのサイン

*2:“ズッ友サクセション”