部屋と沈黙

本と生活の記録

COME BACK TO BREIMEN JAPAN TOUR 2023 感想

10月最後の土曜日に、BREIMENのライブへ行ってきた。久しぶりの都会(広島)が嬉しくて、ぎりぎりまでお買いものをしていたため、開場時間をすこし過ぎて到着。幸い、まだ入場は始まっていない。整理番号を尋ねてまわり、列に入れてもらった。年齢層は思ったより幅広く、男女半々くらい、といったところ。


COME BACK TO BREIMEN JAPAN TOUR 2023
2023.10.28 sat.
Live space Reed

一言で表すと、なんかもうすごかった。BREIMENのライブを観るのはITa FES以来2度目なんだけど、ワンマンは迫力が違った。彼らはまさに“ライブバンド”なんだと思う。

私が思う“ライブバンド”とは「ヘタしたらふつうのアルバムよりもライブアルバムのほうが人気が出ちゃいそうなバンド」である。NUMBER GIRLとかZAZEN BOYSも、ライブ音源が凄まじく良い。

ジャズのアルバムなんかもそう。アマプラでアルバム1枚を通しで聴けたときは、E.S.Tの“Live in Hamburg”をずっっっと聴いていた*1

全員でその場を鳴らす、パフォーマンスそのものがおもしろい。「曲をやる」というより「ライブをやる」みたいな。BREIMENのライブ感の根元には、柔軟なセッションがあるような気がする。

その柔軟なセッションのうえに、強く響くグッドメロディがのる。柔らかいものと、強固なもの。すごくハイブリッドなバンドだ。なかなかないと思う。ていうか演奏も上手いし、ピアノとサックスが入るのも良い。本当にびっくりした。次のライブも絶対に行きたい。

フロアの前方に「広島」から「初めて来た人」がたくさんいて、なんだか嬉しかったな。山口から来ている人もちらほらいた。私はフロアの中央あたりにいたから、後方がどうだったかは分からない。これは「いなかの民あるある」だと思うんだけど、地元に好きなアーティストが来ると、ほんとに嬉しいよね。私も山口にペトロールズが来たときは、すごく嬉しかった。とくに山口は、広島と福岡の中継地だから。。

そういえば「LAから来た人」も5人いたみたい。


ジャパンツアー中の5人

ワンマンだからか、かなりリラックスしたMCで、思わず笑ってしまった。両サイド(ギターとピアノ)がわちゃわちゃして、ボーカルが真ん中で楽しそうに笑っているのもなんか良かったな。あとギターのサトウカツシロが「終電、大丈夫そ?」と言うのを聞いて、この人モテそ〜!と思った。

*1:今はもう聴けない。。強制シャッフル再生。unlimitedに課金するくらいなら、私は盤がほしい。最近はYoutubeで過去のライブ映像を観ている。Tシャツ、パンツ、スニーカーでグランドピアノを弾く姿がめちゃくちゃかっこいい。