部屋と沈黙

本と生活の記録

縁側

とにかく一刻も早く家へ帰りたいと思っているのに、今週は残業に加えて早朝出勤までしなければならないほど忙しかった。

金曜日、出勤前にコンビニへ寄り、お昼休みにつまむためのサンドイッチを選んだついでに、赤ワインのミニボトルとおつまみもカゴに入れる。夜の配信*1に備えてのことだったんだけど、朝の7時台から酒を買うという行為はやや背徳的で、妙な気分だった。職場のデスクにひっつけたマグネットフックにボトル入りのエコバッグを掛けると、重みに耐えかねてそのまま床までずり落ちてしまう。

ともあれ、なんとかなったし、なんとかなりそうだし、配信にも間に合ってひと安心。にこにこマークつけたいくらいだよ(°▽°)(°▽°)(°▽°)わー!

バンアパの配信は原さんと川崎さん。私は荒井さんと木暮さんの“谷回”のほうが好きだなぁ。nakedの“Game,Mom,Erase,Fuck,Sleep”を聴き、21時には髭の配信に移動。新しいアルバムのことや、音楽にまつわる思い出話を聞く。メンバーの自宅をzoomで繋いでいるからか、オフィシャルなんだけどアンオフィシャルな雰囲気で、なんとなく居心地がいい。

あけすけなのは色気がないから論外だとしても、私的な部分が垣間見えるのって、実はすごくいいのかもしれない。私が誰かを好きになるときって、その人の私的な部分に触れたときだもんな。公的な部分に触れて好感を持ち、私的な部分に触れて好意を持つ、みたいな。

「好きな俳優さんは?」などと聞かれても、いまいちピンとこなかったのは、概ね好感止まりだからだろう。「顔がかっこいいなぁ!」とは思うものの、好きかどうかはよく分からない。ただ、もし、その俳優さんの私的な部分が不意に垣間見えて、それがすごく良い感じだったとしたら、そりゃ好きになっちゃうよね。

身の内をすこし開いて、縁側みたいな場所を持つ。私的な部分をゆるやかに開くことができれば、そこに誰かが座ってくれるかもしれない。

とはいえ、そういうオフィシャルとアンオフィシャルのバランスってすごく難しそう。たとえばTwitterによくある“親しみやすい企業アカウント”なんかは、“中の人”の私的な部分が大きくなってくると、なぜかどんどん閉じた雰囲気になっちゃう気がしない?私的な部分を“開いた”はずなのに、不思議だよね。

もちろん、これが恋愛だったら大成功だよ。私的な部分を順に開いていくことは、最終的に閉じていくのと同じってことだから。できるできないは別にして。

そういえば「バンドTシャツでかい問題」で買いそこねた『ZOIQ-ZOZQ』限定セットが再販され、無事、購入できたことも報告しておく(°▽°)わーい!

*1:20:00〜:アジゴシch(バンアパ)、21:00〜:RemoTE HiGE(髭)