部屋と沈黙

本と生活の記録

無題の日が暮れる前に

私の日々はしっくりこない書きかけの文章のようだな、と思う。みんな、私よりもずっと上手に、毎日に名前をつけている、そんな気がする。

無題の日が暮れる前に、新しい何かを見たり聞いたりしようかな。たとえば物語の新しい章、“お客様へのおすすめ”にある聴いたことのない曲。そういう小さいことを、これは新しい、はじめてのことだぞ、と思いながらやる。満月の夜にベランダへ出て月を見上げる、みたいなこと。