部屋と沈黙

本と生活の記録

ジャンクトイ愛好家の来年のノート

質が良いものと同じくらい、ジャンク品が好きだ。たとえば、超絶技巧のフィギュアよりも、お子様ランチについてくるチープなおもちゃに惹かれる。薄いプラスチック、ずれた塗装、私が100円ショップを好きなのは、そういう「なんだかよくわからないジャンクなトイ」がごちゃついているからである。

そんな“ジャンクトイ愛好家”の私は、ジャンクな紙ものも大好きである。最近は紙もの工作の意欲が高まり、関連するYoutube動画を片っ端から見ているのだが、ジャンクなものをジャンクなまま愛用している人は少ない気がする。大抵は「質の良い紙」を使った手帳に美しいコラージュを施していたり、あるいは「質の良い100円ショップの文房具」を紹介してくれたりする。もちろん楽しい。楽しいからずっと見ちゃう。でも、私が本当に求めているのは、こんな感じのノートなのだ。

フライングタイガーコペンハーゲンのノート、税抜200円!安い!!!ドット方眼、罫線、格子のノートが3冊セットになっており、表紙カバーと内ポケットもついている。




3冊セットを3冊購入

ただ、たまにページが折れていたり、裏表紙にラベル跡が残っていたり、品質にはややばらつきがある。


文具好きにはお馴染みのト○ベラーズノートに似ているのかな?デザイン面での大きな違いは、表紙を留めるゴムの処理。このノートの場合は、“背”表紙の中央にゴム留めの起点があり、ト○ベラーズノートの場合は、“裏”表紙の中央にゴム留めの起点がある。個人的には、こっちのノートのほうがデザイン的に優れていると思うな。あとは、ジャンクな作りと思想の無さが好み。

たまに、メーカーの思想やこだわりが強すぎるノートってない?たとえば……、は、やめておこう。とにかく私は思想強めのノートが苦手で、なんでかっていうと、思想を持つのは“私”だから。ノートのほうに思想があると、居心地が悪い。

雑然とした、なーんもない荒野みたいなノートが好き。そこに鉛筆やスタンプを持ち込んで、好きなように開拓する。荒野だから、土地も安いし。

ドット方眼のノートは、100円ショップの数字スタンプを使って月間のスケジュール帳にしてみた。左ページには、このあいだ作ったミニカードサイズの月間カレンダーを貼り、右ページには、その月の日付を縦に並べて押す。

ここ数年、iPhoneのカレンダーアプリが便利すぎて、スケジュール帳を持たなくなっていたのよね。仕事の予定は職場の専用ソフトで管理しているし、必要ないといえば、ない。でも、せっかく作るんだから早く使ってみたくて、今回は10月始まりのスケジュール帳にした。年末まで使ってみてどんな感じだったか、またブログに書きたい。

ノートの後半は、各月のメモページ。

罫線のノートは、読んだ本の記録帳として、前半は2行のインデックスページ、後半は1ページを2分割したメモページを作った。観た映画や舞台の記録が混在しても良し。メモページのスペースで書き足りない本や映画は、ブログに書くことになると思う。

格子のノートはそのままメモ帳に。読みたい本、観たい映画、行ってみたいお店、なんでも思いついた順に書く。インデックスなしでもアクセスしやすいように、読みたい本のメモには本のスタンプを使うとか、分かりやすいアイコンや色を設定したい。今は、100円ショップで買ったシール類のコレクションページになってるね。。

もし、スタンプを押し間違えたらバツ印でもしておけばよい。それくらい気楽に使っていきたい。


おまけ

私は鉛筆愛好家でもあり、これまでは鉛筆を削りつつメモ書きをしていたのだけれど、コクヨの鉛筆シャープを見つけてからは、0.7にB芯を入れたものを愛用している。指があたるところに変な段差がなく、鉛筆を持ったときのような感じが好き。ちなみに0.5の鉛筆シャープも持っていて、これもお気に入りだから、いっそのこと全部揃えようかな。

個人的に、黒ペンは水性、油性問わず黒すぎて苦手なんだよね。黒はとても強い色だから、目にうるさいっていうか。。仕事では重宝する色だと思う。