部屋と沈黙

本と生活の記録

山口アーツ&クラフツ2024

先週の日曜日は山口アーツ&クラフツへ行ってきた。去年はバンアパ主催の音楽フェスと日程が重なっていたこともあり、2年ぶりの参加となる。まずは会場内の各エリアをひとまわりして、気になるブースではショップカードをもらうことにした。


2024.4.20 Sat. - 2024.4.21 Sun.
維新百年記念公園

午前10時すぎの天気はくもり。開場したては人もまばらで、ブース内の様子をゆっくり見ることができた。混雑してくるとブースに近寄ることさえ難しくなるから、とくにちいさなアクセサリー類が気になる人は、早めに行ったほうが良いかもしれない。遠目だとなんも見えんし。

各エリアをひととおり見てまわったら、手元のショップカードを頼りにそれぞれのブースへ。懐事情と相談しつつ、シルバーのリングをふたつと陶ブローチをひとつ、うつわをひとつ購入した。

こんなに買ったのに、全部で12,000円くらい。良い買いものをしたと思う。

真っ先に向かったブースが、稲葉りえさんの〈Barie〉。並んでいるリング、ブローチ、ネックレス、イヤリング、もうすべてが好きすぎる。今回購入した葉脈リングは、散々「入るかも、入らないかも、入るかも、入らないかも、、」を繰り返し、もしかしたら入らないかもしれないけれど、どうしても可愛くてほしくて諦めきれず買ったものだ。

自宅に帰って試したところすんなり入り、なんなら利き手の薬指にも入った(大抵の人は利き手の指のほうが太い)。おそらく朝で指がむくんでいたのと、前日に降った雨のせいで湿度が高く、その水分で引っかかりやすくなっていたのだろう。普段つけているリングも、季節によって「あれ、緩いかな?」と思うから、そのあたりも考慮してサイズを選ぶと良いかもね。

今のところ、左手の薬指はとくに支障なく、右手の薬指は調子の良し悪しで抜くのに時間がかかる、くらいのサイズ感。ほかのリングとのバランスも考えて、関節のすぐ下につけるのが可愛い。

リング以外のアクセサリーもほしいなぁ。ぜんぶ可愛いんだよ。一瞬でファンになってしまった。自分が好きなものって、一瞬で分かる。

薬指につけているのは〈CuoL〉のピンキーリング。これは、ひととおりのお買いものが終わって、ぶらぶら歩いているときに見つけたもの。シンプルなシルバーのリングに見えるけれど、表面にカットが入っている。面が光を反射してきれい。宝石のカットと同じような理屈だね。品のある佇まいが好き。私が普段つけているリングとも、葉脈リングとも合う。最高に可愛い組み合わせだ!


https://www.instagram.com/cuol_handmade?igsh=c2d4cjRwdTBrYjdx


陶ブローチは、通りすぎかけたブースの隅に置いてあったもの。一度目、二度目は立ち止まりつつ通りすぎ、三度目に購入した。作家は植山黄世さん。遺跡から出土したものをモチーフに制作されたそうで、おそらく私のなかの「みんぱく大好き人間」の血が騒いだのだろう。この血が、私を遺跡モチーフへと導く。なお「みんぱく」とは、大阪府吹田市にある国立民族学博物館のことである。


https://www.instagram.com/ueyamakiyo?igsh=MTA1NXN0dWJpNXd4Yw==


うつわに関しては見覚えのある人もいるかもしれない。一昨年の山口アーツ&クラフツで購入したコンポート皿の色違いである。並べてみると、すこしかたちに違いがあるね。2022年が洋なら、2024年は和の雰囲気。作家はサコユリコさん。

こういう台座付きのうつわが大好き。言葉で表すと静謐、高貴、祭壇、儀式、祝祭、詩、の印象を纏ったかたちだな、と思う。このかたちのおかげで、私はこの言葉に触れることができる。とても美しい。


https://www.instagram.com/yurikosako?igsh=dHFqNTJnMnFqbjZm


あとは、懐事情で購入には至らなかったけれど、気になったブースをまとめておく。

飲食ブースでは〈ハレとケ珈琲〉のカヌレとコーヒーを買う。

カヌレって、フランスのいわゆる“伝統的な”焼き菓子だから、味もそこそこの素朴系だと思っていたけれど、ここのはおいしかった。


おまけ
ていうか、このユニコーンの壁画、超可愛くない!?

テニス場付近にある駐車場の壁に描かれた絵。めちゃ可愛い。。